ドキドキしないのはだめですか?
「ドキドキしないとだめ」の呪い
こんばんは。成婚91%相談所のカウンセラー山田です。
婚活をしていると誰もがぶちあたるのが「ドキドキしないとだめ」の呪いです。
「●●さんと一緒に居てもドキドキしないんです。」
「ドキドキしないので、彼は違うかもしれません・・・」
ドキドキ
ビビビ
それらが無いことってどうなんでしょうか・・・
ドキドキの正体
異性に好意を持ったり、何かに集中しているときに脳下垂体から分泌されるPEA(フェニルエチルアミン)があります。
このPEAはノルアドレナリンやドーパミンの濃度を上昇させます。ノルアドレナリンは新陳代謝を促し、ドーパミンがやる気やパワーになります。
この3つの脳内ホルモンがドキドキの正体なんですね。
でもこのPEAは「判断力を鈍らせる」とも言われています。冷静にお相手を見ることができないんですね。「付き合った当時はめっちゃかっこいいと思っていたけど3ヶ月後には思わなくなった」とかは典型的な判断力低下の結果ですね。
またドーパミンは報酬系のホルモンなので、行動に対して結果(成果)を求めます。短期的なピークは2~3ヶ月。そこで報酬が得られないと急速に減っていきます。(長期的には2~3年)
ドーパミン的愛情は、高揚感、ドキドキ。「もっと会いたい。」「もっと好きになってほしい。」という「もっと」を求める愛情です。
ドキドキの時に減るもの
3つの脳内ドキドキホルモンが出ている間、減るものがあります。それは愛に関するもう1つの物質オキシトシンと、心に安らぎを与えるセロトニンです。
オキシトシンは、慈愛、リラックス、安心感で、一緒にいるだけ、相手がそこにいるだけで十分という満たされた愛です。そこには思いやり・歩み寄り・話合いが自然とあります。
「結婚」というイベントは、言ってみれば、ドーパミン愛からオキシトシン愛に移行するタイミングです。夫婦という関係を1から創り出していく必要があります。
相手を尊重し、様々な出来事・大変なことを2人で支え合い、話合い、乗り越えていく中で創られていきます。
ここがうまくいかないと、ハネムーン離婚とか、3年以内での離婚ってことになってしまいます。
ドキドキは必要か?
これらから考えると、結婚相手の出会いに「ドキドキ」は必要でしょうか?
私はあってもいいけど、無くてもいいと思っているし、移行が必要なことを考えるといっそ無くてもいいかもと思います。
私はどちらかというとドーパミンで結婚しましたが、移行期は衝突がとても大きかった。約3年ぐらい。「私がこんなに頑張っているのに、彼は何もしてくれない。」とか「もっと」を求めていたり、よく衝突して私が家出したこともありました(笑)我が家の黒歴史ですね。
3年経つと、ドーパミンが減ったからでしょうか。びっくりするくらい衝突しなくなりました。そこからのまぁ穏やかなこと・・・(笑)
また「年を重ねると女性ホルモンが減って、ドキドキしなくなる」ということを聞きますが、ドキドキと女性ホルモンは別です。
20代後半~30代に女性ホルモンはピークを迎え、そこから減っていきます。でも女性ホルモンは、ホルモンバランスをみている視床下部からの指示で、体のバランスを整えるため、淡々とでています。
ドキドキするから出るものではありません。なので年を重ねたからドキドキしないということは無いということです。
相談所の婚活では
成婚卒業されるみんなは、真剣交際に入るタイミングから「居心地がいいんです」「一緒に居ると落ち着きます」と言われます。まさに!オキシトシン愛です。
真剣交際の段階からオキシトシン愛なので、移行の必要がなく、愛情を育んでいっています。お互いを支え合い協力する穏やかな愛ですよね。
自分らしく居られる穏やかな愛がしたい人集まれー!!
あなたの婚活を応援していますね。